2011年3月7日月曜日

心に染みた言葉

小学校のPTA会長を5年間務められた経験からの実感について
書かれた本の主張を紹介したいと思います
ちょっと長くなります

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 時は1960年代。抱え込み教育っちゅう言葉が生まれ、そこから抜け出れてないんやな。それは、何かっちゅうと、日本は高度経済成長真っ只中。お父さんたちもいろいろ忙しなったんであろう、そんなころ。全部学校に任せるちゅう教育が始まってしもうたんや。人間形成から何から。ほいで、昔は家で教えなあかんことやったしつけtかも、『学校の先生、教えてよ、ちゃんと!』って言って、親が突っ込み出した。その流れが現在まで続いて、現在、先生はすごい雑務に追われているワケや。ぶっちゃけ、子どもたちと触れ合う時間を奪われて本末転倒や。頑張り屋の先生にとっては、いちばんのストレスやと思う。
 ほな、そういう状況に追い込んだのは何や。それは驚くかもしれんけど、僕が感じたのは、ぶっちゃけ、われらPTAのせいや。そう、僕が一所懸命やってるPTAや。そりゃどういうこっちゃ。簡単に言うとやな、学校は、こういうことを突っ込まれたとき、ちゃんと説明できて報告できるように、全部記録しておかなアカンって、その報告書づくりに必死やねん。そういう突っ込み、だれが言うの?PTAや。親たちや。『先生、これどうなってますの?』『先生、学校がそんなんでいいんですか?』……。そんなん突っ込まれたらコワイやん。だから、書いとかなアカンねん。そういう雑務に追われてるんや。その上、文部科学省から教育委員会から何から何まで、いろんなことをさせよる!現場の先生らはフラフラになる。PTAと学校のせめぎ合い。

(中略)

 教育は、もうみんなの問題ですよ!お父さん、お母さん!何度も言うてるけど、どんどん学校に参加してください。でも突っ込みに行くんちゃいまっせ。先生をバックアップ、あるいはヘルプしに行くんでっせ!それに当然、家庭教育もしっかりしていきましょう!そのためにも僕ら大人が、いろいろなことを学んでいかなアカンとちゃいますか?まずは、その意識改革から一緒にやりましょ。

『レモンさんのPTA爆談』 山本シュウ 小学館 2005年

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山本シュウさんという方はラジオDJをやられている方らしいです
(あまり詳しくは知りません すいませんm(_禿_)m)
正直私はこの文章を読んで涙が出そうになりました

みなさんはどう感じましたか?

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